第13回ブログ:AI活用のリスクを見逃さない― セキュリティとガバナンスの考え方
🔐 AIが扱う情報は“資産”
AIは便利な一方で、社外秘情報や個人情報を扱う可能性があるため、“セキュリティ設計と運用ルール”が欠かせません。
⚠️ よくあるリスクと対策
- 社外APIに社内機密が送信される
→ プロンプトフィルタやフィルタリングサーバでのマスキング処理
- 回答が誤っていて業務に支障
→ 二重チェック体制や“確定作業前のAI出力表示”
- ログが残らず証跡不明
→ AI応答ログの保存と可視化ダッシュボード
- 誰が使っているか分からない
→ SSO・LDAP連携でのユーザー認証管理
📜 ガバナンスポリシー整備のポイント
- 「利用目的の範囲」「入力禁止ワード」を明示
- 業務種類ごとの“ガイドライン例”をテンプレ化
- 定期的なポリシー見直しと社内通知フロー
- 違反検知時のログ自動収集と報告体制
“便利さ”と“安心”は両立できる。AIは道具である以上、その使い方にこそ責任が問われます。
🛠 ビットオン社の支援例
自社開発のAI活用ガイドラインテンプレート提供から、LDAP連携・ログ基盤構築・社内通報フロー設計まで幅広く支援可能です。
運用フェーズでの教育・監査連携まで“継続的に守る仕組み”をご提案します。
次回は、ビットオン社が実践するAI運用フローの“舞台裏”を紹介します。