第18回ブログ:プロンプトは“資産”になる—増える生成AIプロジェクトのための管理と再利用
📝 なぜプロンプト管理が必要なのか?
AI開発が進むにつれて、プロンプト(指示文)そのものが業務ナレッジとなり、同時に増殖・複雑化していきます。属人化・重複・品質のばらつきが課題となりがちです。
📦 管理の3つの柱
- 1. 可読性の高い構造化
→ JSON/YAML 形式でモジュール化。パラメータ差分管理。
- 2. バージョン管理
→ Git による履歴追跡と変更理由の記録。
- 3. 検証ログとの紐付け
→ Promptflow などで検証結果を自動リンク。
🔁 再利用性を高める工夫
- テンプレート化(header/指示/制約などブロック分け)
- 用途別タグ管理(#営業用 #分類 #要約 など)
- 成功例・失敗例の組み合わせ保存
プロンプトは“スキル”ではなく“資産”。チームで共有・進化できるように設計することが重要です。
🛠 ビットオン社のプロンプト運用設計
プロンプト構成設計・リポジトリ設計・共有基盤(社内ポータル)など、開発体制にあわせた仕組みづくりを支援します。
次回は、マルチエージェント連携による“AIによる会話と分担”の実践について紹介します。