第22回ブログ:MCPと会話型UX—AIが自然に業務に入り込むための設計とは
💬 会話がUIになる時代
AIとのやり取りが“会話”でできるようになった今、業務システムにおいてもUIの在り方が変わりつつあります。操作のために画面を探すのではなく、“聞く・頼む”でタスクが動く体験が可能になります。
🔗 MCPとUXの関係
MCPは「AIと外部ツールの連携」を可能にする設計思想。ここに会話型インターフェースを重ねることで、AIが“業務の窓口”になります。
🧩 UX設計の4原則
- 1. モードレス:画面遷移を必要とせず、どの文脈でも会話可能
- 2. フレキシブル入力:自然言語、選択肢、ショートカットの組み合わせ
- 3. 意図の明示とフィードバック:AIの解釈結果を確認・修正できる構成
- 4. 会話履歴と再利用:やりとりが資産として残り、繰り返し使える
📦 実装構成(ビットオン社例)
- Slack / WebUIからの自然言語入力
- LangChain MCPサーバーがコンテキスト処理とツールルーティング
- 「あなたにできること」をメニュー化しつつ、自由入力にも対応
- ユーザーごとにログ・履歴・おすすめタスクが蓄積
MCPは“AIの裏側”。UXは“AIとの接点”。この両輪があることで、“自然に使われるAI”が生まれます。
🚀 次回予告
次回は、SlackやWebUIにAIを組み込むときに役立つ「会話パターン集とUX改善Tips」を紹介します。