第23回ブログ:会話パターン集とUX改善Tips—SlackやWebUIでAIを“活かす”設計術
💡 会話設計は“機能設計”と同義
チャットUIにAIを組み込む際、ただ「質問に答える」だけでは定着しません。ユーザーの流れ・期待・認識ズレの回避まで見据えた会話設計がUXを左右します。
📚 よく使われる会話パターン
- 1. フォーム誘導型
例:「案件登録したい」→「担当者名を教えてください」「件名は?」→確認→登録
- 2. メニュー展開型
例:「何ができるの?」→カテゴリ分けした操作一覧を提示
- 3. 結果追記・連携型
例:「これ提案資料に追加して」→対象ファイル・位置を確認し追記
- 4. 分岐シナリオ型
例:「面談予約したい」→社内 or 外部?→候補日提示→確定
🛠 UX改善Tips
- 最初に「できること」を毎回案内(例:「〇〇できます。どうしますか?」)
- YES/NOだけでなく「戻る」「やめる」も常に提示
- 冗長になりそうなときは「まとめて指示」例も提示
- ユーザー入力の“曖昧さ”を明示・修正できる構造
会話は設計できる。“気が利くAI”の裏には、ユーザー視点の丁寧な会話フローがあります。
🚀 次回予告
次回は、「FAQ×AI活用」によって社内問い合わせがどう効率化できるか、その構成と運用を紹介します。