第24回ブログ:FAQ×生成AI活用—社内問い合わせが“調べずに済む”仕組みとは
🔍 「検索して探す」から「聞いたら出る」へ
多くの企業が「FAQはあるが使われない」「結局、Slackで聞かれる」問題を抱えています。生成AIをFAQに統合することで、「自然に質問」「正確に回答」「即リンク」という新しい問い合わせ体験が実現します。
📦 構成例(ビットオン社)
- FAQコンテンツ:Markdown or Google Docs で整備
- 検索エンジン:ベクトル検索(Chroma / Weaviate)
- RAG構成:LangChain + OpenAI / Claude など
- チャットUI:Slack Bot or Web UI
💡 導入効果の例
- Slackでの「誰か知ってる?」投稿が8割減
- 人事・情シスの初回対応負荷を50%以上削減
- 回答リンクが自動で元ドキュメントに飛ぶため“教えるコスト”ゼロ
🛠 UX設計のポイント
- AIの「引用元」を明示し、回答に信頼性を持たせる
- 「こんな質問もされています」など、対話の広がりを見せる
- 権限によって見えるFAQを制御(LDAP / Keycloak連携)
“検索より聞いた方が早い”を、AIが正式に受け持つ。問い合わせ体験そのものを変える戦略です。
🚀 次回予告
次回は、生成AIを社内業務プロセス(申請・報告・承認)に組み込む方法を解説します。