第4回ブログ:情報統合とAI活用を支える「RAG構成 × SSO基盤」の現実解

RAGとSSOによる情報統合の構成図

🔍 AI導入後に直面する「次の壁」とは

ChatGPTやCopilotを導入しても、「社内データにアクセスできない」「ログイン連携が面倒」「セキュリティが不安」という課題に直面する企業が増えています。

AI活用を本格化させるには、社内の知識とAIをつなぐ仕組み=RAG(検索拡張生成)と、SSO(シングルサインオン)による統合認証基盤が不可欠です。

📂 RAG構成:自社の知をAIに渡す技術

RAGとは、LLMが回答を生成する際に「関連する社内データ」を事前に検索・提示してから生成を行う構成です。これにより、AIが自社の文書やナレッジに基づいた正確な回答を返せるようになります。

🔐 SSO:ユーザー体験とセキュリティの両立

KeycloakやLDAPを用いたSSOにより、以下のメリットが生まれます:

💡 RAG×SSO:AI時代の業務基盤としての統合力

これらを連携させることで、社員はこう言えるようになります:

「昨日のA社への提案資料、最新のバージョンをAIで要約して」

AIはログイン中のユーザー権限を確認し、対象のファイルを検索・要約・提示してくれます。

RAGは「社内の知識」、SSOは「人とアクセス」の管理。その統合が、AI活用を業務に根付かせるカギです。

✅ ビットオン社の対応力

ビットオン社は、LangChainを使ったRAG環境の構築と、Keycloak/LDAPによるSSO統合において豊富な実績があります。

Nextcloud、Zulip、Jitsi、FAQシステムなど、あらゆる自社サービスとの統合環境を提供可能です。

次回は、「社内チャットとAIの連携」による業務効率化を取り上げます。

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