第7回ブログ:AI基盤の構築を支えるDocker Compose実践例

Docker ComposeによるAI基盤構築図

🔧 インフラ構築は“構成力”で決まる

AIを活用するための基盤は、クラウドかオンプレかを問わず「適切な構成管理」が求められます。その中心にあるのが Docker Compose です。

複数のサービス(LLM、検索エンジン、チャットUI、認証サーバなど)を一括で管理・起動できるDocker Composeは、小規模な自社AI環境に最適な選択肢です。

📁 サンプル構成ファイル(概要)

services:
  nextcloud:
    image: nextcloud:27
    volumes:
      - ./data/nextcloud:/var/www/html
    ports:
      - "8080:80"

  keycloak:
    image: quay.io/keycloak/keycloak:22.0.1
    command: start-dev
    environment:
      KEYCLOAK_ADMIN: admin
      KEYCLOAK_ADMIN_PASSWORD: admin
    ports:
      - "8081:8080"

  vector-db:
    image: chromadb/chroma
    ports:
      - "8000:8000"

  langchain-api:
    build: ./api
    ports:
      - "8001:8001"

📦 ポイント解説

「AI基盤を支えるのはコードではなく構成」― 小さくても“つながる仕組み”が生産性を決定づけます。

📡 運用を見越した工夫

🛠 ビットオン社の提供サポート

テンプレート提供だけでなく、実行環境のチューニングセキュリティ設定まで一貫して支援します。

次回は、個別業務へのAI適用事例(FAQ対応・ファイル管理・社内QAなど)を紹介します。

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