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代表者メッセージ

AIを、光の当たりにくかった課題へ。

AI時代に、ソフトウェアエンジニアは何を作るべきか。
株式会社ビットオン代表として、いま考えていることをまとめました。

Message

代表者メッセージ

AIの進化によって、社会は大きな転換点を迎えています。これまで人が時間をかけて行ってきた情報整理、比較、要約、定型的な判断は、今後ますますAIが担うようになるでしょう。私は、この変化を単なる効率化ではなく、社会における価値の基準そのものが変わり始めている出来事だと考えています。

正解を早く出すこと。既存の情報を整理して答えを返すこと。こうした領域では、AIは非常に強い力を発揮します。だからこそ、これから人間、とりわけソフトウェアエンジニアに問われるのは、「何を正しく作るか」だけではなく、何のために作るのかという姿勢だと思っています。

私はこれまで、企業活動を支えるソフトウェア開発に携わってきました。利益を生み、業務を効率化し、事業を前進させる仕組みをつくることは、社会にとって重要な役割です。その価値は、これからも変わらないと思います。

一方で、仕事を続ける中で、ずっと感じてきたことがあります。それは、世の中には確かに困っている人がいるにもかかわらず、市場が小さい、個別性が高い、採算が合いにくいといった理由で、十分に光が当たらない課題が数多く存在するということです。

それらは、重要ではないから後回しにされてきたのではありません。
ビジネスの論理だけでは、優先順位を上げにくかっただけです。

しかし今、AIをはじめとする技術の進展によって、これまで大きな資本や大きな組織がなければ着手できなかった領域にも、個人や小さなチームが挑戦できる可能性が生まれています。私はここに、これからのソフトウェアエンジニアの新しい役割があると考えています。

それは、単に依頼されたものをつくることではなく、
自ら助けるべき課題を選び、技術を使って支援の仕組みに変えていくことです。

ソフトウェアエンジニアの強みは、共感を共感のままで終わらせず、仕組みにできることにあります。困りごとを整理し、繰り返し使える形にし、必要とする人へ届けられるものに変えていく。これは、ソフトウェアという手段を持つ者だからこそできることだと思います。

私たちが目指したいのは、単に新しい技術を導入することではありません。また、売れるものだけを追いかけることでもありません。

本当に向き合いたいのは、市場の大きさでは測れない課題、声が小さいために見過ごされてきた困りごと、採算の壁によって後回しにされてきた領域、それでも誰かにとっては切実で、今すぐ助けを必要としている問題です。

技術は、強い市場のためだけに使われるものではないはずです。これまで光の当たりにくかった課題に対しても、実際に役立つ仕組みを届けるために使える。私は、その可能性を強く信じています。

当社は、技術を目的化するのではなく、誰の、どんな負担を減らすのかどのような不安を軽くするのかどのようにすれば前に進める状態をつくれるのかを問いながら、ものづくりに取り組んでいきます。

そしてこれからは、ビジネス上の成果だけでは測れない価値にも、正面から向き合っていきたいと考えています。もしこの考え方に共感してくださる方がいれば、当事者の方、支援者の方、現場を知る方、同じ思いを持つ技術者の方を含め、ぜひつながりたいと思っています。

AI時代だからこそ、技術者は「何を作れるか」だけでなく、「何を作るべきか」を自ら選ぶ時代に入ったのではないでしょうか。

私たちはこれからも、人を支える仕組みをつくること、見過ごされてきた課題に光を当てること、そして技術を通じて、少しでも生きやすく、働きやすい社会に近づけることを目指してまいります。

株式会社ビットオン
代表取締役 高橋 克仁

考え方に共感いただけた方へ

AI導入、業務改善、支援の仕組みづくりなど、構想段階からご相談いただけます。ブログでは、技術の選び方や進め方についても継続して発信しています。